2016年11月18日金曜日

2883 大冷

権利確定日:9月末日
最低投資額:174,800円(100株)<2016年11月17日時点>
優待の内容:市価2,000円相当の自社商品(冷凍食品)

事業の概況:
魚、肉、野菜など業務用冷凍食品の企画・開発・販売。骨なし魚が主力商品です。骨なし魚は主に病院や保育園などの医療・福祉施設、介護弁当で使用されています。製造はすべて国内外の外部企業へ委託しています。取扱商品の約5割が中国の生産拠点に依存しているため、リスク分散の目的からタイやベトナムなどへの生産拠点の分散を推進しているとのことです。


コメント:
今月東証1部昇格の発表があり、株価は急上昇しました。わたしは少し前に売却してしまっていたので失敗してしまいました。2部に上場したのが2015年12月なのでちょうど1年です。「1年ルール」(東証2部に上場してから1年経つと、市場変更の可能性あり!)というのをすっかり失念していました。

第2四半期(2016年4月~9月)は前年同期比で減収増益(売上高▲1.5%、営業利益+1.1%、経常利益+1.0%、純利益+3.0%)となりました。主力商品の骨なし魚が販売競争・価格競争等が激化していて苦戦しているようです。また、利益面では円高による原価の低減が寄与したということなので、円安が進んでいる今の状況はちょっと厳しいかもしれません。

骨なし魚というのは一見画期的なようにも思えますが、競争力としてはどうなんでしょう?確かに切り身の段階で骨が無ければ調理は楽なのですが、骨を取り除きたければ調理段階で取り除くことも可能ですし、刺身とか加工食品、総菜などたくさんあるので個人的には微妙かなと思っています。

株主優待は自社商品の 「楽らく骨なし魚3種」(サバ、鮭、サワラ、各5切)です。ボリュームもあって嬉しい株主優待です。しかし、IRに「株主優待費用の増加」とありましたし、東証1部への昇格も無事に果たしましたので、今後の業績次第では優待廃止の可能性もありますので注意が必要だと思います。

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