2016年11月29日火曜日

7445 ライトオン

権利確定日:8月末日
最低投資額:102,400円(100株)<2016年11月28日時点>
優待の内容:優待券
100株以上・・・3,000円相当
500株以上・・・5,000円相当
1,000株以上・・・7,000円相当

事業の概況:
ジーンズカジュアルチェーン大手。全国の郊外のショッピングセンターを中心に出店しています。昨年は暖かい起毛の冬物衣類の「MOCOMOCO」シリーズが3カ月で100万本を売り上げるヒットとなりました。また、2016年9月に初の海外子会社を台湾に設立、2017年春に1号店出店予定です。


コメント:
2016年8月期決算(2015年9月~2016年8月)は前年同期比で増収増益(売上高+10.5%、営業利益+61.3%、経常利益+61%、純利益+136.4%)となりました。ベーシック商品を強化したり、一流クリエーターを起用して積極的に内装を変更したことなどが功を奏したようです。2016年7月を除くすべての月で前年同月実績を上回るという好調ぶりでした。

株主優待は買い物券です。オンラインショップでは使えないので、近くに店舗が無い人は注意してください。

業績好調の背景にはライバルのユニクロが値上げをしたというのもあったみたいです。カジュアルウェア業界は長らくユニクロの1強状態でしたが、値上げによる客離れがあったようです。確かに値段が高ければユニクロの商品は買わないかもしれないですね・・・。今はユニクロも値上げの失敗を認めて元の価格に戻しているので、環境としてはまた厳しい状況に戻っています。2016年9月、2016年10月の月次売上は前年同月割れでしたが、2016年11月は前年同月を上回りました。「MOCOMOCO」シリーズもあるので、秋冬物の売上に期待したいと思います。

2016年11月25日金曜日

4718 早稲田アカデミー

権利確定日:12月末日
最低投資額:92,400円(100株)<2016年11月25日時点>
優待の内容:
100株以上・・・1,000円相当のクオカード
※3年以上継続保有で1,000円増

事業の概況:
集団指導塾『早稲田アカデミー』を運営しています。傘下に医療系の『野田クルゼ』、『水戸アカデミー』(2015年7月に子会社化)があります。2018年からの小学5、6年の英語必修化等に備え、2017年春に英語指導専門塾を新設する計画です。また、社会人研修も行っています。

コメント:
第2四半期累計(2016年4〜9月期)決算は増収増益となりました。特に利益は業務フローの改善や経費削減などにより、当初計画を大幅に上回る結果となっています。野田クルゼ、水戸アカデミーも堅調とのことです。期中平均塾生数は、小学部14,559人(前年同期比2.8%増)、中学部13,874 人(前年同期比2.8%増)、高校部3,164人(前年同期比3.3%減)、合計では31,597人(前年同期比2.1%増)となっています。

株主優待は1,000円相当のクオカードです。3年以上継続保有で2,000円相当にアップグレードできます。

少子化の影響があってか、学習塾・予備校の市場規模は横ばいで推移している状態なので大きな成長は見込めないかもしれませんが、上場企業の学習塾の売上ランキングでは栄光ホールディングス(栄光ゼミナール等)、ナガセ(東進ハイスクール等)に続く第3位にあり、2013年の5位から順位を上げています。

来春新設される英語指導専門塾のブランド名称は「多読英語教室 早稲田アカデミー English ENGINE」で、英語脳育成の方法論は英語の"多読"だそうです。英語学習の教材は様々なものが出てますが、やはり量をこなすのが大事なのかもしれないですね。

2016年11月22日火曜日

7513 コジマ

権利確定日:8月末日
最低投資額:24,100円(100株)<2016年11月21日時点>
優待の内容:買物優待券(500円)
100株以上・・・2枚
500株以上・・・6枚
1,000株以上・・・10枚
3,000株以上・・・30枚
5,000株以上・・・40枚
※自社店舗・通販で合計2,000円(税込)以上の商品購入につき2,000円ごとに1枚利用可(一部限定品除く)
※「ビックカメラ」、「ソフマップ」でも利用可。

事業の概況:
郊外型の家電量販中堅。2012年にビックカメラの傘下になりました。2017年8月期は出店5程度の予定とのことです(2016年8月期は出店4・退店9)。
 

コメント:
2016年8月期決算(2015年9月~2016年8月)は前年同期比で増収増益(売上高+0.01%、営業利益+122.1%、経常利益+34.1%、純利益黒転)、前期は赤字でしたが黒転となりました。3048 ビックカメラとの統合効果で営業利益が大幅に改善しています。前期は多額の特別損失(減損損失)がありましたが、今期(2017年8月期)は発生の予定はないとのことです。 配当金は財務体質の健全化を図る観点から無配継続です。

株主優待は買い物優待券です。ビックカメラと違ってこちらは2,000円以上の商品購入につき、500円という制限があります。ビックカメラと合わせると、それぞれ100株保有で年間4,000円、ビックカメラを2年以上継続保有した場合は年間6,000円の買い物券になります。

客数は堅調で、高付加価値の白モノ家電や4Kテレビの売上も好調とのことです。コジマさんは地域密着型の郊外店ということもあり、インバウンド売上の構成比は10%程度しかないそうです。インバウンド需要の減速で大幅減益となった8202 ラオックスとは大きな差がありますね。

中国の嫌がらせのような関税率アップと円高とで急速に減速しているインバウンド需要ですが、客単価は下落しているものの、客数や中国元ベースで見た場合の売上高は堅調なのだそうです。訪日外国人観客数は年々増加しているようですし、円安も進んでいるのでそのうち上昇に転じる可能性もあるかと思っています。

2016年11月18日金曜日

2883 大冷

権利確定日:9月末日
最低投資額:174,800円(100株)<2016年11月17日時点>
優待の内容:市価2,000円相当の自社商品(冷凍食品)

事業の概況:
魚、肉、野菜など業務用冷凍食品の企画・開発・販売。骨なし魚が主力商品です。骨なし魚は主に病院や保育園などの医療・福祉施設、介護弁当で使用されています。製造はすべて国内外の外部企業へ委託しています。取扱商品の約5割が中国の生産拠点に依存しているため、リスク分散の目的からタイやベトナムなどへの生産拠点の分散を推進しているとのことです。


コメント:
今月東証1部昇格の発表があり、株価は急上昇しました。わたしは少し前に売却してしまっていたので失敗してしまいました。2部に上場したのが2015年12月なのでちょうど1年です。「1年ルール」(東証2部に上場してから1年経つと、市場変更の可能性あり!)というのをすっかり失念していました。

第2四半期(2016年4月~9月)は前年同期比で減収増益(売上高▲1.5%、営業利益+1.1%、経常利益+1.0%、純利益+3.0%)となりました。主力商品の骨なし魚が販売競争・価格競争等が激化していて苦戦しているようです。また、利益面では円高による原価の低減が寄与したということなので、円安が進んでいる今の状況はちょっと厳しいかもしれません。

骨なし魚というのは一見画期的なようにも思えますが、競争力としてはどうなんでしょう?確かに切り身の段階で骨が無ければ調理は楽なのですが、骨を取り除きたければ調理段階で取り除くことも可能ですし、刺身とか加工食品、総菜などたくさんあるので個人的には微妙かなと思っています。

株主優待は自社商品の 「楽らく骨なし魚3種」(サバ、鮭、サワラ、各5切)です。ボリュームもあって嬉しい株主優待です。しかし、IRに「株主優待費用の増加」とありましたし、東証1部への昇格も無事に果たしましたので、今後の業績次第では優待廃止の可能性もありますので注意が必要だと思います。

2016年11月15日火曜日

7962 キングジム

権利確定日:6月末日
最低投資額:83,300円(100株)<2016年11月14日時点>
優待の内容:自社または自社グループ商品
100株以上・・・2,500円相当
1,000株以上・・・5,000円相当

事業の概況:
事務ファイル首位。厚型ファイルで圧倒的なシェアがあります。電子文具、家具・インテリア、雑貨も展開しています。文具は厚型ファイルやラベル作成機『テプラ』など主力を軸に堅調です。電子製品も積極的な新製品投入が寄与しています。ベトナム第3工場が稼働し、ファイルなどの生産集約を推進しています。


コメント:
スポーツジムかと思う人もいるかもしれませんが、事務の王様でキングジムです。事務職の方には馴染みの深い企業ではないでしょうか?厚型ファイルではトップを独走していて、まさに王様です。キングファイルはとても使い勝手が良いのでわたしも愛用しています。テプラもたまに使っています。

ファイルのイメージが強かったのですが、売上構成比は文具事務用品(ステーショナリー)33%、文具事務用品(電子製品)45%、インテリアライフスタイル22%と、テプラなどの電子製品の方が多いようです。ファイルは以前は中国で生産していましたが、中国人労働者の賃金上昇により生産コストが上昇したため、より人件費の低いベトナムに海外生産をシフトしています。

第1四半期(2016年7月~9月)は前年同期比で減収増益となりました。減収の要因は2015年7月に値上げを行った際に受注の前倒しがあったためとのことです。

株主優待は自社または自社グループ商品です。わたしは100株保有なので2,500円相当です。文房具で2,500円相当というとすごくたくさん貰えそうなイメージかもしれませんが、上の写真ぐらいのボリュームです。

キングジムさんの経営理念は「独創的な商品を開発し、新たな文化の創造をもって社会に貢献する」です。10人に9人が欲しいと思わなくても1人が熱烈に欲しいと思えば商品化する!と言うほどで、これだけモノが溢れた世の中で新製品を生み出すというのはなかなか大変なことだと思いますが、次々にユニークな製品を生み出しています。もちろんヒットした製品もあればそうでないものもあります。

テプラ以外では、わたしは個人的に「ミルパス」という製品を使っています。「ミルパス」は複数のIDとパスワードを管理する製品です。IDとパスワードをスマホで管理しているという人も多いと思いますが、スマホはいつも持ち歩くので失くしてしまう可能性がありますし、不正アクセスの危険性もあります。「ミルパス」はオフラインなので安心ですし、値段も手ごろなのでお勧めです。

2016年11月11日金曜日

9861 吉野家ホールディングス

権利確定日:2月末日・8月末日
最低投資額:156,800円(100株)<2016年11月10日時点>
優待の内容:
100株以上・・・飲食券10枚(3,000円相当)
1,000株以上・・・飲食券20枚(6,000円相当)
2,000株以上・・・飲食券40枚(12,000円相当)
※飲食券を返送することにより自社グループ会社製品詰合せセットと交換可

事業の概況:
収益源の『吉野家』を軸に、『はなまるうどん』、『ステーキのどん』、『京樽』など全国展開しています。外食・娯楽サービス 時価総額順位 18/142社。国内外に3,000近くの店舗があります。2016年6月にラーメン店で有名な「せたがや」を買収しました。また、2016年4月から豚丼を復活させています。


コメント:
第2四半期は増収でしたが、出店費や人件費増加の増加で、営業減益となりました。牛肉の価格も高止まりしているとのことです。ただし、当期利益は旧本社事務所譲渡による固定資産売却益で増益となっています。

株価は決算発表後に上昇しました。消費者のデフレ思考が再燃していると言われているので、そのへんの思惑があるのかもしれないですね。ただ、会社としては今は値下げよりもメニューを充実させる方針とのことです。

株主優待の飲食券はグループ各店で使用できます。また、10枚返送することで自社製品詰め合わせセット(牛丼の具3食、豚丼の具2食、焼鳥丼の具2食)との交換も可能です。

吉野家グループでは10年先を見据えた長期ビジョンとして2016年~2018年をファーストステージ「実験」、2019年~2021年をセカンドステージ「拡大」、2022年~2025年をサードステージ「収穫」という計画を掲げていて、今はいろいろなチャレンジをしている段階とのことです。

先日吉野家とソフトバンクとでコラボしていましたが、そのコラボが効いたのか、10月の月次売上はすごく良かったようです。吉野家さんは味も美味しいと思うので、リピーターが増えてくれるといいなと思っています。業績への期待も込めて継続保有でいきたいと思います。

2016年11月8日火曜日

2579 コカ・コーラウエスト

権利確定日:12月末日
最低投資額:307,000円(100株)<2016年11月7日時点>
優待の内容:株主優待ポイント付与
【3年未満保有】
100株以上・・・45ポイント
500株以上・・・60ポイント
1,000株以上・・・90ポイント
5,000株以上・・・180ポイント
【3年以上継続保有】
100株以上・・・75ポイント
500株以上・・・105ポイント
1,000株以上・・・150ポイント
5,000株以上・・・300ポイント
※ポイントに応じてコカ・コーラ社製品詰合せ等と交換可。1ポイントで60円相当

事業の概況:
国内コカ・コーラボトラーの大手。傘下に健康食品の『キューサイ』があります。2016年4月にコカ・コーライーストジャパンと経営統合し、コカ・コーラボトラーズジャパンを発足することに合意しました。経営統合が実現すれば、単純合算で売上高は1兆円を超え、コカ・コーラグループ内でも欧州と中南米に次ぐ、世界3番手のボトラーとなります。また、2016年10月にキリンHDと資本業務提携することが発表されました。


コメント:
コカ・コーラは米コカ・コーラ社(世界最大の清涼飲料メーカー)とフランチャイズ契約して、エリアで独占的に商品を製造・販売するというシステムをとっています。それらボトリング(原液を薄めて瓶等に入れる工程)を行う会社はボトラーと呼ばれていて、コカ・コーラウエストは日本に8つあるボトラーのひとつです。昔はもっとたくさんのボトラーが有りましたが、どんどん統合が進んでいる状況です。グループでの出荷数量は日本国内の清涼飲料のトップシェアです。

第3四半期決算は前期に大きな特別利益があったため当期利益は減少しましたが、売上高、売上総利益、経常利益は増加しています。売上数量、販売単価ともに増加しているとのことです。

今年はコカ・コーライーストジャパンとの経営統合、キリンHDとの資本業務提携と大きなニュースが続き、株価も発表のたびに上昇しました。

株主優待は2580 コカ・コーライーストジャパンより内容が良いので、統合後にどうなるのか気になります。

2016年11月4日金曜日

4343 イオンファンタジー

権利確定日:2月末日
最低投資額:319,000円(100株)<2016年11月2日時点>
優待の内容:
100株以上・・・(1)株主優待券(施設利用)3,000円相当および(2)魚沼産コシヒカリ新米3kg
1,000株以上・・・(1)株主優待券(施設利用)6,000円相当および(2)4,000円相当のイオンギフトカードまたは(3)国産ブランド新米5kgまたは(4)胡蝶蘭

事業の概況:
イオン系。大型ショッピングセンター内に子供向けのアミューズメント施設『モーリーファンタジー』など展開しています。親会社のイオンが買収したダイエーの子会社ファンフィールドとの合併で、アミューズメント施設運営業界で首位になりました。2016年度の新規出店予定数は国内10店、海外100店と海外(中国・東南アジア)に積極的に出店しています。また、2016年4月からCS放送(キッズステーション)でモーリーファンタジーのキャラクターのアニメ放送が開始されました。


コメント:
店舗数が海外ですごい勢いで増えていますし、国内の遊戯機械売上や既存店も好調とのことです。その上アニメのシーズン2まで始まってすごく勢いのある印象です。また、まだ発表されてないのですが、前期が設立20周年だったので記念増配の期待もあります。

株主優待は施設利用券とお米等です。わたしは100株だけ所有していますが、施設利用券に加えて、お米まで貰えるというのはとても重宝しています。施設利用券はいらないと言う人は、金券ショップでの売却も可能です。ただ、株価が上昇しているので優待利回りは低くなっています。

アニメの『ラララ ララちゃん』はとってもかわいいアニメなので是非チェックしてみてください。キャラクターグッズの売上も好調とのことです。

海外はまだ競合相手も少なく、子供向けのアミューズメント施設なので、「安心・安全」という日本ブランドのイメージも生かされているそうです。海外進出成功への期待も込めて継続保有でいきたいと思います。

2016年11月1日火曜日

7630 壱番屋

権利確定日:8月末日・2月末日(・11月末日)
※決算期変更により、2017年以降は権利確定月が2月と8月に変更。ただし2017年2月のみ優待内容は半分。
最低投資額:397,000円(100株)<2016年10月31日時点>
優待の内容:優待券
100株以上・・・1,000円
200株以上・・・2,000円
1,000株以上・・・6,000円
2,000株以上・・・12,000円

事業の概況:
カレー専門店『CoCo壱番屋』を直営及び、フランチャイズで展開。2015年12月にTOBでハウス食品の子会社になりました。国内店舗は前期の新店舗(前期21増)が通期で貢献しています。既存店も限定メニューの投入やキャンペーンが効き、売上の前期超えが続いていて、人件費、物流費の増加を吸収しているそうです。また、親会社のハウス食品とは材料調達、海外展開で協業すべく協議中です。 2016年9月にハウス食品の海外グループ会社4社(中国3、台湾1)を子会社化すると発表されました。

 
コメント:
株主優待は優待券です。『CoCo壱番屋』だけでなく、『パスタ・デ・ココ』、『麺屋ここいち』、『にっくい亭』でも利用可能です。また、店内での飲食以外に持ち帰り弁当、宅配弁当、店内商品にも利用できますし、希望に応じて指定の商品(レトルトカレー、ギフトセットなど)の配送も可能です。

2016年5月に株式分割を行った際に優待内容が拡充されました。ただし、変更前にやっていた「店舗の総数が100の整数倍となった期の期末に株主優待券を追加贈呈」 というのは止めにしたようです。決算期変更に伴い、2017年2月は上記内容の半分になりますので注意してください。

今期の業績は売上高・各利益ともに過去最高を更新した前期を上回る勢いだそうです。株価も1カ月ほど前から急上昇しています。個人的には少し上がり過ぎかなとは思いますが、親会社のハウス食品は「カレーを中国の人民食にする」という目標を掲げているほどなので、そこらへんの中国展開に対する思惑があるのかもしれないですね。